新人看護師の臨床経験不足の過信は病院の患者様にとって命取り?!

新人看護師の臨床経験不足の過信は病院の患者様にとって命取り?!

先輩看護師、新人看護師双方の言い分があります。
先輩看護師は、こんな新人がいる?!とびっくりすることも多いでしょう。
今の新人看護師というか若い人たちは、打たれ弱くて怒られるとすぐにヘコんでしまうナイーブちゃんが多いですよね(笑)
新人看護師にとっては、何もかもが緊張の連続で失敗や怒られること、先輩の怖さもあるでしょう。
しかし先輩看護師は、失敗しながら辛い道のりを経たからこそ新人看護師を指導する立場にあるのだということを忘れないでください。
すべての新人看護師の諸君へ、自分に合わない病院に我慢し続けることもありませんが、まずは先輩看護師の言うことを聞いて見て下さい。
そしてかれらの叱る気持ちを理解してください。
看護師としての自分のこれからを考えたとき、ここでのアドバイスがきっと生かされていきます。
まずは読んでみてください!
女性40代
総合病院病棟勤務2年 精神科病院病棟勤務19年
新卒で初めて勤務した病院は総合病院の救急医療でした。
その後、精神科病院に転職いたしました。
離婚して、2度目の結婚で可愛い息子を授かり、ペットの犬2匹と今は幸せな家庭を築いております。

精神科女子開放病棟で合った新人看護師

勤務してして10年目でした。

新人は全員で3人

実習病院のため実習に来ていたある専門学校の卒業生3人が新卒で入職してこられ、私がいた「女子開放病棟」に配属となり勤務していました。

点滴をまかせられない新人看護師

臨床経験がない新人看護師でした。
患者様が体調が悪くなり、主治医から点滴の指示が出てたのですが、新人の看護師が「私にさせて下さい。」と言うので、何度か付き添いで点滴を行っていました。
ある日「もう一人で出来ます。」と言うので、大丈夫であろうと判断し任せる事にしましたが、点滴が終わる時間になっても新人看護師は点滴の様子を見に行かないため、ベテラン看護師数人で巡回していました。
巡視の時に、患者様の点滴が終了していたので、抜針しようとして針を見ると、中枢に向かって刺すはずの針が指先の抹消に向かって刺されており、同僚と唖然としました。

新人看護師は過信は厳禁

点滴は幸いちゃんと血管を通じて体内に全て入っていましたが、新人看護師は何度か同伴で点滴が出来たから大丈夫だと過信せずに、行ったことを先輩看護師に確認してもらうことが大切だと思います。

自分が新人だった頃とは大違い

私が新人だった頃は、注射も3ヶ月はさせてもらえず、教科書・模型を使いながらまずはしっかりと頭に知識を入れ、患者様に実際に行う時には毎日1年間、先輩看護師が確認していました。
総合病院では、患者の急変時の対応、注射、点滴は毎日の事でしたし、緊急時には先生が口頭で言った点滴・薬剤を敏速に準備し、血管確保も日常茶飯事でした。
なので回数をこなさなければならないし、患者様からもはっきりと「痛い。」「そうと違う。」など言われるので、間違った事や中途半端なことはできませんでした。

「聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥。」

分からない事は分からないときちんと指導を受け、しっかりとした技術を身に付けて頂きたいと思います。
誰でも同じ失敗をして、患者様に間違った看護をせず、患者様に信頼される腕を持った看護師になって欲しいと思います。
精神科に入職希望の方は、出来れば救急医療で臨床を積んでから入職して欲しいですが、新卒で入職をされる方は、点滴や、注射は数が少ないので、指示があった場合には、積極的に先輩看護師に指導をうけ、数をこなして欲しいと思います。

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