総合病院の新人看護師はプリセプターの期待に押しつぶされる
救急外来3年、消化器内科3年、透析5年、療養病棟半年
総合病院で働く新人とは
新人看護師は女2人、男1人の3人でした。私のプリセプティーになったのは男性の新人看護師で、社会人から看護学校に入ったので当時の私より8つも歳上でした。
新人からの裏切り
彼は業務の効率が悪くても、患者さんにとても優しく、誠心誠意一生懸命頑張っていました。周りのスタッフからは「昨日はあんなことしてたよーこんなことしてたよー」と新人の色々なクレームが来てましたが、、プリセプターである私が彼を突き放してはいけない!!と私は彼を信じて指導してきました。
しかし、ある日突然彼が無断欠勤してそのまま退職してしまったんです。
理由は、プリセプターからの期待が大きすぎて精神的に不安定になり鬱になってしまったとのことでしたが、とてもショックでした…
もっとショックだったのは退職後ひと月もしないうちに彼が精神科の病院に再就職していたという事実を知らされたことです。
耳を疑いました、再就職?入院じゃなくて(笑)?と。
看護はチームプレー
怒られることも励まされることも、期待されているからです。悩みは言葉にしないと伝わりませんし、分からないことも恥ずかしい事ではありませんので、新人らしくどんな事でも話して欲しいです。
プリセプターに話しにくければ、信頼できるスタッフに是非相談するようにしてください。
看護はチームプレーです、誰一人欠けてももいけないのです。
スタッフはそんな気持ちで新人を迎えています。
新人看護師への後悔
自分が新人だった頃に比べてプリセプティーとプリセプターの関係が薄っぺらかったと思います。励ましだけではなく、彼の気持ちを聞くようにすれば良かったです。
3ヶ月を目標に頑張って
まずは3ヶ月頑張って下さい。この3ヶ月は死にたくなるほど自信を喪失しますが、3ヶ月が過ぎれば周りもあなたの事を認めてくれるようになります。